滋賀県佛像彫刻家協会会員の仏師の伊原栄一さんは、長年仏師として培われた彫刻の技術を活かして、現代彫刻のかたちを癒しをテーマに切り開かれています。

仏師というのは日本への仏教伝来とともに伝わった御仏の大慈大悲を木彫をもって表現する伝統の職業です。
伊原栄一さんは本業の仏像製作と並行しながら、雑多の現代社会の中において、少しでも疲れを癒していただけるような現代彫刻のかたちを追求されています。それは仏師としての精神と技術の顕れかもしれません。

人は生きている限り、自身の心をと向き合わなければなりません。頭では1+1=2と理解できていても、心はそう簡単にはいきません。

癒しの彫刻とは、その心をそっと応援するそんな彫刻です。本当の贅沢とはこういうものを身近に置くことかもしれませんね。
仏師・彫刻家 伊原栄一にご注目いただければおもしろいと思います。